linux 3.16が7回のリリース候補を経て公開されました。(言ってる間にlinux 3.17-rc1も公開されちゃいましたが...)
前回のlinux 3.15も凄まじい量の更新がありましたが、今回の3.16の目玉はarm 64bit対応の更新でしょう。
まもなく公開されるllvm/clang 3.5ではappleが寄贈したarm64コードが取り込まれ、
今秋の次期android "L"に置いてもarm64対応が謳われています。
モバイルの64bit CPU普及の準備が整ったといえるでしょう。
ところでandroidのlinux kernelはNexusシリーズのandroid Lでも3.4.0と本流からするとかなり古いものを使っています。
android kernelは標準のlinux kernelから省電力やプロセス権限など随分変更点があるようですが、arm64対応を考えると最新のlinuxに追従しておきたいところなおではないでしょうか?
android kernelの対応版はLSIチップベンダー主導で進められることが多く、
linuxのarm対応進めているlinaroではlinux3.16-rc6ベースのandroid kernelが公開されています。
Linaro Release
http://releases.linaro.org/14.07/components/kernel/linux-linaro
とはいえ、まだ安定版とはいえない状況のようなので、今秋発表されるといわれている初の64bit arm端末Nexus9ではどうなっているかが気になります。
(Nivdiaが泣きながら64bit Denver対応を頑張っているのでしょうが...)
8/25のllvm3.5リリースといい、今秋にむけてarm64の動向は目が離せません。
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